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| 2006年2月のコラム |
| ◆ 美容外科と数学 |
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「美容外科手術にはセンスと手先の器用さが必要」とよくいわれますが、「センス」とはいったい何を指すのでしょうか。単なる美意識でしょうか。
手術をしていて、ふと考えるのですが、この「センス」には意外と数学の考え方が働いているということです。たとえば、鼻先整形の手術では鼻先の軟骨の一部を切除し、残った軟骨を組上げ、さらに切除した軟骨片を最適な形状に細工して鼻先に移植するということを行いますが、このすべての過程で幾何学的な立体の編成をたえず頭の中で計算しつつ手術を進めていきます。もちろん最終的にどういう形にまとめるかを決めるのは美意識にほかなりません。しかしながら、その最終予想図にどこまで近づけられるかということには、手先の器用さと数学的計算能力が必要です。
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かの天才芸術家レオナルドダビンチはたいへんすぐれた理数学者でもありました。また、すぐれた医学者でもありました。彼の描いた絵画には至るところに数学的に計算しつくされた技法が隠されています。
大学医学部での医学の勉強には数学はほとんど必要とされませんので数学は軽視されがちですが、美容外科医にとっては実は意外と大切なものなのです。
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